「映画への思い 」 私が観た映画の感想を書きます。 2003年9月5日開設
記者名:赤山鳥  開始:2003年9月05日  全記事:135  アクセス数: 15/ 30/ 18432



 数日前、今話題の3DのSF映画「AVATAR」を観てきました。映画館へ着くなり、ビックリ!入口には上映前から沢山の人で混雑、久しぶりにこんな光景見ました。席に着く前の入り口で3Dグラスは渡されました。少しフレームが固めで長時間かけているのは、つらいかも知れませんね。それにサイズも均一だし、今後改良の余地があります。
 西暦2154年、戦闘で負傷し車椅子生活になった主人公ジェイクは、亡くなった双子の兄に代わりに地球から5光年離れた衛星パンドラで任務に着くことになりました。パンドラには地球のエネルギー危機を解決する鉱物アンオブタニウムがあり、その採掘をめぐってのお話です。そしてそのパンドラには、地球人に似たナヴィが住んでいました。彼らには特殊な能力があり、自然と融合して暮らしていました。そんな彼の中に入り、鉱物を確保するための円満解決を行う”アバダー・プロジェクト”を推進するのが、ジェイクの任務でした。そのために地球人とナヴィのDNAの遺伝子操作によって作り出したハイブリット肉体に、特殊な装置でジェイクは遠隔操作し、ナヴィの世界に入っていくのでした。でもそこに待っていたのは、隠された計画だったのです。その結末は、皆さん劇場で・・・。
 この映画を観て、何か以前観た映画と同じ匂いを感じました。それは、宮崎アニメの「もののけ姫」です。これはまさに偉大な自然と愚かな人間のお話です。そして3D映像の綺麗な画像、是非劇場でご覧になってください。







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 昨夜、いつもの読売名画鑑賞の映画会で、長男の命日のために、老いた両親に家に久々に顔を揃えたある一家の一日をスケッチしたホロ苦くも温かな家族物語「歩いても歩いても」 を観てきました。
 開業医だった横山恭平は、すでに引退してとし子と高台の家で暮らしていた。夏のある日、久々に子どもたちがそれぞれの家族を連れて帰郷した。その日は、15年前に亡くなった長男の命日だったのだ。次男の良多は、もともと父とそりが合わなかった上、子連れのゆかりと再婚しての渋々の帰郷。両親が今だ長男の死を受け止めきれずにいることが、良多の心をますます重くしていた。何気なく明るくにふるまう母は、心の奥に長男の死を受け止められなかった。そんな両親と弟の間に入り、いつも陽気でソツのない長女のちなみは、家の中に軽い空気を持ち込むが…。
 なにげない会話の積み重ねを通して、家族ゆえのわだかまりやいたわりといったない交ぜの感情を抱える登場人物の揺れ動く心の機微を、ユーモアを織り込みつつ辛辣かつ温かな眼差しで繊細に描かれていました。親と子どもの関係は、幾つになっても変わらなく、その愛情の深さを感じました。
おまけ:映画のタイトル「歩いても 歩いても」ですが、お母さんとお父さんの若き頃のほろ苦い思い出の曲、「ブルーライト横浜」のある一小節でした。



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 少し遅くなりましたが、18日に観た「陰日向に咲く」の感想を書きます。
 一大ベストセラーとなった人気お笑い芸人・劇団ひとりの同名連作短編集を原作に、東京の片隅で思い通りにならない冴えない人生を送りながらも懸命に生きる人々の姿を、一組の男女の出会いを軸に、ユーモアを織り交ぜ優しい眼差しで綴るハートフル群像ドラマ。
 大型台風が接近中の東京。ギャンブルから足が洗えず、借金まみれの末に、ついにオレオレ詐欺に手を染める青年、観光バスの運転手シンヤ。若かりし頃に売れない芸人・雷太に恋した母・鳴子の姿を追う女性、寿子。25歳の崖っぷちアイドル・みゃーこと、彼女を一途に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ。大ボラ吹きのカリスマ・ホームレス“モーゼ”に心酔し、人生を投げ出しダンボール生活を始めたエリートサラリーマン、リュウタロウ。一見、無関係な彼らの人生が、台風の接近と共に不思議な縁に導かれるように次第に交錯していく…。
 映画は彼らの今の姿や過去の姿を交互に描かれ、少しわかりずらいですが、次第に彼らの人生が交錯するにつれ、面白なっていきます。そして人の優しさや弱さが描かれていました。





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 今回の映画は、ロックを歌う平均年齢80歳のコーラス隊“ヤング@ハート”の活動を追った感動ドキュメンタリー「ヤング@ハート」でした。。1982年にアメリカ・マサチューセッツ州の小さな町で誕生して以来、指揮者のボブ・シルマンに率いられ、ロックンロールなパフォーマンスで、全米のみならずヨーロッパでもツアーを成功させてきたヤング@ハート。本作は、そんな彼らが6週間後に迫った年1回のコンサートに向けて練習を重ねる日々に密着し、老いや死の問題に直面しながらも歌うことに情熱を注ぐ彼らの姿、若い心とロックな気概を持ち続けて元気に生きる姿を映し出していきます。
 花形スターでロンドン生まれの92歳のアンリーン・ホール、ガンで3回も手術をした83歳ジョー・ベノアは頑固で歌好き、音程がとれず指揮者ボブに怒られてもめげず頑張る76歳のスタン・ゴールドマンなど個性豊かな面々、そして練習の最中にもメンバーの二人が相次いで亡くなるという現実。でも彼らはそんなことにはめげず歌い続ける、歌うことが生きるということだから…。けしてうまいと云えませんが、そんな彼らが歌う歌声は、観客そして映画を観るものに感動を与えてくれます。本当に心が温まる映画でした。




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 二三日前、名画鑑賞会で「石内尋常高等小学校 花は散れども」を観てきました。昨年公開された、日本最高齢の映画監督、新藤兼人の作品で、故郷広島での少年時代から、シナリオライターとして自立するまでを描いた自伝的な作品です。“生徒と教師”“恩師と教え子”をテーマにしながら、新藤監督が生涯描き続けてきた“生の根源は性“戦争と平和”といったメッセージが随所に込められています。

 広島県の山の中にある石内尋常高等小学校。ちょっと破天荒な市川先生は、授業中居眠りした生徒がいても、田植えの手伝いをしていた事が分かると自ら反省し謝る。修学旅行先でも、他人に田舎者と罵倒されると喧嘩したりと。そんな教え子の中で良人、三吉、みどりは大の仲良し。そして良人とみどりはお互いに淡い恋心を持ち、そんな二人を三吉は優しく見守っていた。でもある日、良人の家が破産し、村を去っていく。
 30年後。良人は東京で売れない脚本家となっていた。村の収入役となった三吉が、旅館の女将になっていたみどりが中心になり、市川先生の定年祝いにかつてのクラスメイトを招集する。その日集まったクラスメイトは16人、それぞれの自己紹介の時に今までの人生を語り合う。戦争で夫を亡くしたこと、広島の原爆で被爆したこと、など・・・。その後、市川先生は病に伏し、歩くことや話すことが不自由になる。その時も三人は駆け付け励まし続けました。
 この映画を観て、恩師と教え子の関係が薄れてきた今、その大切さを感じました。また人を好きになる大切さも・・・。





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 今回は、ドイツ・トルコ映画「そして、私たちは愛に帰る」を観てきました。トルコ移民の父と息子、ドイツの母と娘、そしてトルコの母と娘の三組の親子を主人公にした親子愛についての映画でした。
 トルコ移民としてドイツに暮らす父アリは、男手ひとつで息子を大学教授へと、りっぱに育てたと誇りに思っていた。そんな時、街角で一人のトルコ人娼婦イェテルと出会い、余生を過ごし伴侶として迎える。しかし不幸にも些細なことから彼女をあやめてします。息子ネジャットは、そんな父を許せない、せめて「トルコに一人残してきた娘アイテンに会いたい」というイェテルの願いを叶えるために一人トルコ(イスタンブール)へ向かう。
 その一方、娘アイテンはトルコで反政府運動にかかわり、トルコから脱出しドイツへ。アイテンはドイツ人学生ロッテと知り合い、二人は惹かれあうが、そんな二人の関係をよく思わないロッテの母スザンヌ。やがてアイテンは不法残留者としてトルコへ強制送還される。ロッテはアイテンを追ってトルコ(イスタンブール)へ旅立つ。そして偶然にもロッテは、トルコにとどまり本屋をしながらアイテンを探すネジャットと出会い、彼の家に間借りする。やがてロッテは、何とか獄中のアイテンと会うことが出来るが、その矢先街角でアクシデントに巻き込まれ不慮の死を・・・。
 やがて娘ロッテの事故死を聞き、トルコへ向かう母スザンヌ。娘の近況を知りたく、間借りしていた家主のネジャットと会う。幼くして母と死別したネジャットは、娼婦のイェテルとドイツ人母スザンヌの子どもへの無償の愛に触れ、許せなかった父アリを思いだし、父のもとへ車を走らす。その時スザンヌは獄中のアイテンのもとに・・・。父のもとに辿り着いたネジャット、釣りに出かけた父を待ち、一人浜辺たたずむ。そしてエンディングへと・・・・トルコの悲しげな歌が流れる・・・。
 この映画の描き方は、いくつも話が交互に描かれ、少しわかりにくかったです。でもその話が少しづつつながり、やがて一本の話(親子間の絆と愛)になる。感動しました。この映画から、運命をあるがままに受け入れ、許すこと、愛することの大切さを知りました。



 




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 今回は、1973年に日本で公開された不屈の作家ドルトン・トランボの不滅の反戦映画「ジョニーは戦場へ行った」johnny got his gun.を観てきました。物語の背景は第一次大戦ですが、この映画作られた当時はベトナム戦争の時代でした。
 映画の内容は、自ら志願して戦場へ行った一人のアメリカ人青年ジョニーが一つの爆弾によって、触ることも聞くことも話すこともそして歩くことも出来ない肉の塊になって病院に運ばれてきます。辛うじて脳と中枢神経がダメージを受けず、意識があった。でもそのことを周りの人に伝えるすべがなかったのでした。彼はそんな暗黒の世界の中で、回想と妄想そして現実と繰り返し、頭の中で自分と会話し始めます。そんな時、彼の存在をひたすら隠した病院で、窓を開けて太陽の光を感じさせてくれた婦長、献身的に彼との交信を試みた若い看護婦など、彼は希望を見出し生きようとする。しかし「見世物でもいいから、外へ出たい」という小さな希望も、軍医たちによって打ちのめされ、彼の最後の望み「殺してくれ」ということさえ、かないません。自らの手で死ぬことも出来ず、歩いて逃げることも出来ず、そして自らの口で訴えることも叶わぬ現実。次第にスクリーンが暗くなり、「help me」「SOS,SOS」と彼の叫びとともの・・・。
 悲しくも戦争の現実に心が締め付けられるようなエンディングでした。けして華やかな映画ではありませんが、心に永遠に残る作品の一つでした。 





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 昨年秋に第1章からスタートした「20世紀少年」、いよいよ最終章です。第2章で死から復活し神となり、「世界大統領」となった“ともだち”が、世界を支配する“ともだち歴3年”(西暦2017年)。殺人ウイルスが蔓延した東京はそびえたつ壁に包囲され、都民の行動は完全に制限されていた。そして“ともだち”は「8月20日正午、人類は宇宙人に滅ぼされる。私を信じるものだけが救われる」と声明を発表。それは、その日時に新たな殺人ウイルスがばらまかれることを意味していた…。一方、ヨシツネ率いる反政府組織“ゲンジ一派”、武装蜂起を訴えるカンナ率いる強硬派“氷の女王一派”、そしてユキジとオッチョらは、それぞれ人類滅亡を回避する方法を水面下で模索していた。

 今回は、血のおおみそか事件から、ケンヂは何故行方不明だったのか? ケンヂの姉でカンナの母・キリコは今どこで何を? そして“ともだち”とは、いったい誰なのか…!? のすべての謎が明かされ、そして第1章から積み重ねられてきたエピソードが次々と繋がっていく。でも最後の最後まで”ともだち”の顔が見えそうで見られません。ハラハラドキドキの2時間半です。そしてエンドロール後に10分間のスペシャル映像、ここで本当の”ともだち”の正体が明かされます。
 おまけ:劇場で売っているパンフレットにも一工夫がしてあります。劇場で買うとわかるよ!(*^_^*)
 




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 脚本家で監督の大森美香が描く、タイのチェンマイを舞台に、プールがあるゲストハウスに集った5人の6日間の物語「プール」を観てきました。
 祖母と娘を日本に残し4年前に家を飛び出した母・京子は、日本人オーナー菊子のゲストハウスで働き、日本人青年・市尾とタイの少年ピーらと楽しく暮らしていた。そんな京子のもとに大学卒業前に娘・さよが訪ねて来ます。木々に囲まれ、野鳥の声がこだまし、とても居心地よさそうなゲストハウスには、庭に水が張られた小さなプールがありました。さよが泊るゲストハウスの近くにそれぞれ住まいを持つ京子、菊子、市尾とピーたちは、プールの周り集まり過ごします。最初、さよは居心地が悪く、母にも心を閉ざしていたが、次第に皆の気さくさとゲストハウスの居心地の良さに心を開いていくのでした。
 ゆったりと流れる物語と野鳥などのナチュラルサウンド、美しいタイ・チェンマイの町、心が癒される映画でした。






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 人気コミックを実写映画化した人情ドラマ「築地 魚河岸三代目」を観てきました。東京築地市場を舞台に、ひょんなことから魚河岸の世界へ飛び込んだ元サラリーマンが、二つの恋物語と多彩な人間模様を加え、悪戦苦闘しながら成長していく姿を描いた物語です。
 都内の総合商社に勤める主人公・赤木旬太郎は、若くして人事部長に抜擢されるなどエリート街道を歩み、将来結婚を約束した装飾デザイナーの恋人・明日香と、順風満帆な人生を送っていた。そんな彼は、ある未明に自転車で築地市場へ向かう明日香の姿を目撃する。なんと彼女は、築地市場の仲卸の名店“魚辰”の二代目店主・徳三郎の一人娘だったのだ。そして旬太郎は、体調不良で入院する父の代わりに切り盛りする明日香をサポートしたい一心で自ら手伝うことになる。でもこの業界ではど素人のうえ、何も役に立てず打ちのめされる。だが同時に人情味溢れる世界に清々しさを覚える旬太郎だった。一方、社内ではリストラの陣頭指揮を任されるなど、会社の意思に従う働き方に疑問を感じ始める。そして旬太郎は一大決心し、会社を辞め、退院した徳三郎に魚辰で働くことを願い出るのだった。果たして旬太郎と明日香の運命は、そしてもう一つの恋の行方は・・・。
 なかなか清々しい物語で、時折コミカルな場面もあり、面白かったです。松竹映画も「釣りバカ日誌」が終わったので、この映画がシリーズ化されればいいなあ!と思いました。




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 英国の名匠ケン・ローチ監督が、自由化が進み、ますます追いつめられていくロンドンの労働者事情と移民問題をテーマに描く社会派ドラマ「この自由な世界で」を観てきました。
一人息子のジェイミーを両親に預け、職業紹介所で働くシングルマザーのアンジーは、ある日突然解雇されてしまう。そこで彼女は、労働者として使われることに限界を感じ、ルームメイトのローズを誘って、自ら職業斡旋の仕事に乗り出すことに。行きつけのパブの裏庭を集合場所に、外国人労働者の斡旋業をスタートさせたアンジーだったが、ある時、不法移民を働かせるほうが儲かると知り、気持ちが大きく揺れてしまう…。一生懸命ゆえに次第にモラルを踏み外していくアンジー。競争によってより大きな利益を追う現代社会や移民労働者の問題をシリアスに描いた映画でした。




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 今日は、さまざまな問題を抱え崩壊寸前の家族、その中で悩み傷つきながらも成長していく思春期の娘の目を通して再生の道のりを優しいタッチで描き出す「幸福な食卓」を観てきました。
 主人公は中学3年生の中原佐和子、教師の父、専業主婦の母、秀才の兄との4人家族。ごく平穏な家庭に見えた中原家は、3年前の父の自殺未遂をきっかけに少しずつ歯車が狂い始めていた。成績優秀な兄は大学進学を拒否して農業に精を出し、母は家を出て近所で一人暮らしを始める。それでも家族は毎朝の食卓を囲み、淡々と日常を送っていた。そんなある日、朝食の席で父が突然“今日で父さんを辞めようと思う”と宣言、家族の中に新たな波風が立ち始める。そして父は急に再度大学受験をすると言い出し、兄には新たな恋人が出現、母は相変わらずマイペースと時は流れていきます。そんな中で佐和子の前に陽気な転校生・大浦勉強が現れ、強引なペースに引っ張られながら次第に絆を深めていくのだが…。やがて佐和子も大浦勉強と一緒に高校生になり、バラバラな家族間にも穏やかな時が流れて行きます。でもその先に待っていた悲しい現実。
 あっけらかんとした性格の兄の恋人のセリフが印象的でした。「恋人や友達は努力すれば、いくらでも作れる。でも家族はダメ。近くにいればわからないけれど、少し離れたところから見れば、大切さがわかる」。この映画を観て、家族で食卓を囲むシーンを懐かしく思い出しました。我が家では子どもたちも独立や大きくなりました。いいなあ〜。





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 一人の気弱な理系少年の思いも寄らぬ、ひと夏の大冒険を描くSF青春アドベンチャーのアニメ映画「サマーウォーズ」を観てきました。
 仮想都市OZ(オズ)が人々の日常生活に深く浸透している近未来のお話です。主人公小磯健二は天才的な数学の能力を持ちながらも内気で人付き合いが苦手な高校2年生、憧れの先輩、夏希から夏休みのアルバイトを頼まれて彼女の田舎、長野県の上田市を訪れます。そこに待っていたのは、夏希の親戚家族“陣内(じんのうち)家”の個性溢れる面々。この日は、夏希の曾祖母で一族を束ねる肝っ玉おばあちゃん、栄の90歳の誕生日を祝う集会が盛大に行われていた。その席で健二は夏希のフィアンセのフリをする、というバイトの中身を知ることに。そんな大役に困惑し振り回される傍ら、その夜健二は謎の数字が書かれたケータイ・メールを受信する。理系魂を刺激され、その解読に夢中になる健二、 答えを解き送信・・・。そしてその朝目覚めると、とんでもない事態に。架空の世界が乗っ取られ、世界中が大混乱に。やがて健二は立ち向かいことに、でもいつものように一人でなく、彼の後ろには心強い夏希の個性溢れる親戚家族が付いています。果たして世界の運命は?
 物語の展開にスリルとスピード感があり面白です。ただアニメの絵は粗さがあり、今一つかな。でも物語の内容は、ネット網が発達しあらゆる面で便利になりた現代社会、でも一歩間違えは大変なことになります。アナログの時代のような、心が通じる暖かさがありません。ネット社会が抱えている問題を描いていて考えさせられました。




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 のどかな水田に囲まれた山間の村の小さな分校を舞台にした、ちょっと愉快で楽しい初恋物語「天然コケッコー」です。半年前にDVDで観た時(http://www.mypress.jp/v2_writers/akasyoubin/story/?story_id=1805309)は、インパクトが少なく、それほど感動しませんでした。でも今回スクリーンで観たので、見落としているシーンとか、セリフ、スクリーンから聞こえてくる四季の音とかがあり、やっぱりこの映画はスクリーンで観た方がいいなあと思いました。
 山間にあり、また近くに海がある小さな小さな村、児童数も6人と少なく、分校で小中同じ校舎で勉強し、通学もいつも同じ。そんな分校の女子3人の中学生クラスに都会からカッコいい男子転校生大沢広海。主人公右田そよにとっては、初めての同級生、そして異性です。心が弾まない訳がありません。そして都会へ憧れも増します。季節は夏から秋、冬、そして新学年の春に移り変わります。そよの希望で修学旅行は東京、それも大沢君と同じ、そよの気持ちは期待で膨らみます。でも都会東京より故郷の良さを実感することに・・・。やがて卒業が近づき、高校受験、大沢君との別れ?と心が揺れます。そよの揺れ動く気持ちが可愛いです。
 ところでこの映画のタイトル”天然コケッコー”ですが、そよたち子どもたちは村、学校という小屋の中で大切に守られ育てられている雛たちなのです。やがて雛は育ち大きくなり巣立つのです。そんな子供たちを描いた清々しい作品でした。「映画て、やっぱりいいですね。」





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 1970年代に『ビッグコミック』で連載され、その過激な描写から他の手塚治虫作品とは一線を画す「MW(ムウ)」、手塚治虫生誕80周を機に実写映画化したサスペンス・エンタテインメント。政府によって闇に葬った忌まわしき集団殺人事件の生き残りである2人の青年がその真相を紐解くキーワード“MW(ムウ)”の謎に迫っていく物語を圧倒的スケールで描かれています。
 16年前、“沖之真船島”で島民全員が一夜にして虐殺される凄惨な事件が発生した。しかし、何故か?この事実は政府によって隠ぺいされる。この時、2人の少年が奇跡的に助かり、16年後それぞれ異なる環境で現代社会に身を置いていた。ひとりは、神父として迷える人々を救済しながら自らの受難の記憶を克服しようと苦闘する賀来。そしてもうひとりの生存者である結城はエリート外資銀行員の顔を持ち、密かに事件の謎を追い続け、当時の関係者へ冷徹な制裁を食らわせていたのだった。しかしその時の後遺症から自らの残された時間がわずかだと悟り、次々と報復を重ねていく結城。賀来は、特別な想いと深い絆で結ばれた結城の魂を救おうとする、でもその暴走に自らも引きずり込まれ、犯罪に荷担してしまう。やがて彼らのもとに事件を追った刑事やMWの真実を追った女新聞記者が近づきます。果たしてMWとは何か?そして彼らの運命は?
 ハラハラドキドキしながら楽しめる映画です。人は善と悪という二つの面を持ち、それは時として残酷的になり、時として慈悲になる。それは人が、ある切っ掛けで悪人にも善人にもなるということです。この映画には、日本が誇る天才、手塚治虫のメッセージが込められてると感じました。




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 ふとしたはずみでオーバードーズ(薬物過剰摂取)に陥り精神科の閉鎖病棟に閉じこめられてしまった主人公が、ヘヴィな問題を抱えた患者たちや感情を殺して冷徹に振る舞う看護師たちと接する中で、次第に自分を失っていく恐怖に直面しながらも、立ち直っていく姿をリアルなタッチで描いた「クワイエットルームにようこそ」を観ました。 
 主人公佐倉明日香は28歳のフリーライター。ようやく手にした署名コラムの執筆は行き詰まり、同棲相手ともすれ違いが続く微妙な状態。そんなある日、明日香は気がついたら、真っ白な部屋のベッドに拘束されていた。そこはとある精神病院の女子閉鎖病棟の通称クワイエットルームでした。「アルコールと睡眠薬の過剰摂取により、丸2日間昏睡状態だった」と説明されても、記憶が定かでなく、戸惑うばかりでした。そしてそこには過食症、自殺などいろんな症状の患者たちいます。また規則を盾に聞く耳を持たない看護師や医者たち、そんな時一人の患者ミキと知り合い、この非現実的な世界を少しずつ理解していくとともに、一刻も早く外の世界へ戻るための方策を探り始めるのだったが…。次第に冷静に自分の過去のことや、今までの自分の生き方を見つめなおすのでした。
 ごく普通に暮らしている私たちだって、現実の社会から受けるプレッシャーで いつ一線を超えしまうかも知れません。人間のという生き物の弱さを感じました。





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 2004年に上演され話題となった舞台『MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人』を原作に、豪華キャストと3DのフルCGキャラクターと実写の大胆な合成も織り交ぜ、奇想天外に描き出す感動物語「パコと魔法の絵本」を観ました。子供が大人に聞かせたいお話です。
 一日しか記憶がもたない少女(パコ)と偏屈なガママジジイ(大貫)との奇妙な交流をファンタジーに描いたお話です。変わり者が集まるとある病院、大人の俳優に脱皮出来なかった元有名子役、消防車に轢かれた消防士、オカマ、気が優しいヤクザといった入院患者たち、そして医師や看護師までもどこか変な人たちばかりです。その中でも一代で大会社を作った大貫の偏屈ぶりは筋金入りで、“お前が私を知っているだけで腹が立つ”と傍若無人な振る舞いで病院中の嫌われ者でした。そんな時庭で、毎日同じ絵本を読んでいる無邪気な少女パコと出会いました。でもそんな大貫は、ある時些細な誤解からパコを引っぱたいてしまう。ところが翌日、何事もなかったようにケロっとしているパコ。実は、彼女は交通事故の後遺症で記憶が1日しかもたないのだった。しかもその事故で両親を失ったことも知らず、毎朝枕元にある絵本をママからの誕生日プレゼントと思い込んでいた。そのことを知り、さすがに反省した大貫が、ふとパコのほっぺに触れた瞬間、“おじさん、昨日もパコのほっぺに触ったよね?”。昨日のことを覚えていないはずのパコが、よりによって大貫のことを覚えていた。ついに大貫の心に大きな変化が生じ、彼はパコのために何かをしてあげたいと思い始めるのだったが…。それぞれに悩みやを持つ患者や医者、看護師たちを巻き込んで、サマークリスマスのイベントを始めるのでした。パコの持っている絵本のお話の劇の始まり始まり・・・。
 人はそれぞれに心に強さと弱さを持っています。元気な時は強さで生きていけますが、病気になった時その弱さが現れてきます。でもそんな時他人の優しさを感じられ、他人を思いやれるのです。最初この映画を観た時、あまりに奇抜さに、理解するのが大変でした。でも次第に物語の中に引き込まれ、楽しきなってきました。そして結して忘れることのない一作になりました。




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 妖しき生きもの“蟲”が存在した100年前の日本を舞台に、蟲を鎮め人々を癒す能力を持つ“蟲師”ギンコをめぐる神秘の物語です。精霊でも幽霊でも物の怪でもない妖しき生き物“蟲”、人間に取り憑き、不可解な自然現象を引き起こす。TVアニメも評判を呼んだ漆原友紀の同名コミックを実写映画化したミステリアス・ファンタジー「蟲師(むしし)」映画です。
 映画の撮影がおこなわれた場所が私のよく知っている所なので、興味を持ちレンタル店で借りてきました。特に前知識があったのでなく観たので、最初はなかなか物語の中に入り込めませんでした。でもその独特な世界に徐々に引き込まれ、魅了されました。そしていつも訪れる場所(野鳥観察)が何故か神秘的に思われようになりました。




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 火曜日に夜、いつもの自主映画会に行って来ました。今回の映画は、アルゼンチン映画の「今夜、列車は走る」でした。映画のタイトルからなかなか内容は想像つきませんでした。皆さんも同じだと思いますが、ただ原題「Proxima Salida 次の出口」から何か期待できるものが感じられるました。
 物語は、アルゼンチンの鉄道とともに栄えた小さな町で起こった出来事です。ある日突然、この町を走る路線が会社の一方的な方針で廃止される。そこには、日本同様に以前は国有鉄道が、その後分割民営化されたという背景があります。そんな中で鉄道員たちは、わずかな退職金と引き換えに自主退職の書類へのサインを求められます。そのため悩み自殺するものまで出ました。しかし最後まで抵抗した一人を除き、それぞれの鉄道員たちは、新しい人生に踏み出すのでした。生活のためにタクシー運転手になるもの、病気の子供と妻のために仕事を探すもの、働く目的がなくなり家に閉じこもるもの、サンドイッチマンの仕事しか得ることができなかったものなど、でもそこに待っていたのは過酷な運命でした。まるで長いトンネルに入ったように・・・。そんなある夜、ある事件が起こったのでした。果たして彼らの先に待っているのは?
 大変重いテーマです。今日本でも現実に起こっている不況、派遣切り、失業とどうしても重ねてしまいます。でも決して諦めたらいけないと、この映画から感じました。確かに今は真っ暗なトンネルの中かもしれませんが、永遠には続きません。その先は出口があるのだと、そして希望が・・・。感激!





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 京都の街を舞台にした謎の学生サークルが繰り広げる摩訶不思議な4大学対抗バトルの行方を描いた万城目学の傑作小説を実写映画化した青春ファンタジー・コメディ映画「鴨川ホルモー」を観てきました。ひょんなことから青竜会という正体不明のサークルに入ってしまったダメ新入生。個性溢れる仲間たちとの交流を通じて辿り着く驚愕の事実と、“オニ”を操る奇想天外にして滑稽な競技(ホルモー)の模様が、陰陽道を背景とした壮大な設定の下、バカバカしくもエネルギッシュに綴られる青春映画です。
 二浪してようやく京大生となった主人公の安倍は、なんとなく参加?した葵祭の帰りしに、”ただの普通のサークル”と勧誘され、同じ新入生の帰国子女・高村と一緒に“タダ飯”目当てに怪しげなサークル“京大青竜会”の新歓コンパに顔を出す。ところが、その席で鼻フェチの安倍をうならせる美女・早良京子に遭遇、一目惚れした勢いで思わず入会してしまう。ただのレジャーサークルだと思っていた青竜会だったが、やがて会長の菅原から“オニ”と呼ばれる小さな式神の集団を操り戦わせる伝統の祭り、“ホルモー”を行うサークルだと告げられる。こうして安倍は、高村や“凡ちゃん”こと大木凡人似のメガネ女子・楠木ふみら他の新人メンバーとともに、オニを操るための特訓と称して、意味不明なオニ語や恥ずかしい指令ポーズの習得を命じられるのだったが…。
 この映画のロケ地が京都市内で、京大周辺、鴨川、吉田神社、南禅寺と私のテリトリーです。なんとなくそんな理由で観に行きました。でも”オニを操る””オニ語”、こんなバカバカしいところが結構おもしろいです。映画の中で出てくる懐かしいCMソング(レナウン娘)の曲にのって踊るシーン、思わず笑いが・・・。





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